サテライトオフィスは移動時間の節約で業務効率アップ
両親や家族の介護をしながら仕事を継続したいと思っていてもなかなかできないという人や、子供の教育を考えて地方に移住したいと考える人、自分の趣味やライフワークを大切にしたい人などがいます。
仕事とのバランスをとりたくても難しく、特に時間を効率よく使うことができないことが要因といわれています。
ここ数年、働き方改革の実施もあり、テレワークやサテライトオフィスの利用が少しずつ進んでいるようです。
サテライトオフィスとは、勤務先の事業所や、勤務先が認めたレンタルオフィスなどで業務をすることです。
地方とまではいかなくても、首都圏近郊に住居を構えると移動時間だけで数時間かかります。
この時間をロスと考え、サテライトオフィスを利用することで数十分の移動にし、業務効率をアップさせるという考え方です。
介護をしながら自分の仕事を大切にできるなら、介護離職問題の解消にも一役かえます。
また、企業が優秀な人材を確保しておけることも大きなメリットです。
地方での事業拡大ならばサテライトオフィス
地方におけるビジネスチャンスをつかもうとするとき、拠点をつくらなければいけません。
支社や営業所といったものを作る場合もありますが、その場合には都市部にある本社を規模などが異なるものの独立して動ける拠点としてそれなりのオフィスや設備を用意する必要があります。
社員が地方で動けるようにするためだけのサテライトオフィスであれば、最低限のオフィス・設備で済みますから資金力に劣る中小企業でも地方での事業拡大ができます。
拠点さえ作れば、新しい取引先を開拓できますし、地方の優秀な人材を見つけることもできますから、小さい投資で最大の効果を得られます。
そこで成功してサテライトオフィスでは対応できなくなれば、あらためて支社や営業所を作り本格的に地方での事業を展開していけばよいでしょう。
サテライトオフィスならば、もし失敗したとしても、速やかに撤退できます。
スムーズな撤退は、損失を最小限に抑えることができますから次のビジネスチャンスに挑戦しやすいです。